生まれたばかりの我が子の姿を残すニューボーンフォト。その撮影方法には、大きく分けて「スタジオ撮影」と「出張撮影」の2つの選択肢があります。
王道の安心感で知られる「スタジオアリス」や「スタジオマリオ」のような店舗型スタジオ。そして、自宅でリラックスしながら自然な姿を撮れる「fotowa」や「ラブグラフ」などの出張撮影サービス。どちらも魅力的ですが、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
料金体系や写真のデータ枚数、そして何より生まれたての赤ちゃんへの負担を考えると、どちらを選ぶべきか悩んでしまう方も多いでしょう。特に新生児期は、外出自体が大きなイベントになるため、自宅で完結する出張撮影が選ばれやすい傾向にあります。
この記事では、スタジオ撮影と出張撮影の違いをさまざまな角度から徹底的に比較し、「どちらが自分たちの家族に合っているのか?」を判断するためのポイントを分かりやすく解説します。一生に一度の貴重な瞬間を、最高の形で残すための参考にしてください。
スタジオ撮影の特徴(スタジオアリス・スタジオマリオ)
全国に店舗を展開し、多くの家族に利用されてきたスタジオアリスやスタジオマリオ。その最大の魅力は、大手ならではの安心感と充実したサービス内容にあります。誰もが一度は目にしたことがあるような、豪華なセットや豊富な衣装は、スタジオ撮影ならではの特権です。
メリット
- 大手ならではの安心感と安定した品質
長年の実績と確立された撮影システムにより、どの店舗で撮影しても一定以上のクオリティが保証されます。撮影の流れや商品プランも体系化されているため、初めての方でも安心して利用できるのが大きな強みです。 - 豊富な衣装と豪華なセット背景
ベビードレスや着ぐるみ、キャラクター衣装など、多彩な衣装が豊富に揃っています。プロが作り込んだ豪華なセットや背景で撮影できるため、まるでおとぎ話の主人公のような、非日常的で華やかな写真を残すことができます。 - 天候に左右されない快適な環境
屋内での撮影なので、雨や風、夏の暑さや冬の寒さといった天候や気候に一切影響されません。撮影日が天候不良で延期になる心配がなく、計画通りに進められるのは大きなメリットです。 - 全国展開によるアクセスの良さ
全国各地に店舗があるため、自宅からアクセスしやすい場所を見つけやすいのも魅力です。予約の枠も比較的多く、利便性が高いと言えるでしょう。
デメリット
- 新生児を外出させる負担
最大の懸念点は、生まれたばかりの赤ちゃんを外に連れ出さなければならないことです。特に生後2〜3週間という非常にデリケートなニューボーン期において、移動や慣れない環境は赤ちゃんとママの両方にとって大きな負担となる可能性があります。 - 時間制限と混雑
七五三シーズンなど、時期によっては店内が非常に混雑することがあります。撮影には時間制限が設けられていることが多く、赤ちゃんの機嫌や授乳のタイミングによっては、焦ってしまい満足のいく撮影ができない可能性も考えられます。 - データ料金が割高になる傾向
撮影料は比較的安価に設定されていますが、写真データを購入する場合は別途料金がかかり、割高になる傾向があります。多くのプランがアルバムや台紙などの商品とセットになっているため、データだけをたくさん欲しい場合にはコストがかさむことがあります。
料金目安
スタジオ撮影は「撮影料+商品代」という料金体系が一般的です。選ぶアルバムや商品の種類、購入する写真の枚数によって価格は変動しますが、合計で3万円〜6万円前後になることが多いようです。データのみを購入する場合は割高になる傾向があるため、最終的にどのような形で写真を残したいのかを事前に考えておくことが重要です。
出張撮影の特徴(fotowa・ラブグラフ等)
近年、人気が急上昇しているのが、フォトグラファーが自宅や指定の場所に来て撮影してくれる出張撮影サービスです。fotowa(フォトワ)やラブグラフ、くらしのマーケットといったプラットフォームを通じて、個人のフォトグラファーに依頼するのが主流です。その最大の魅力は、自宅という最もリラックスできる空間で、家族の自然な表情を切り取れる点にあります。
メリット
- 自宅で撮影できる手軽さと安心感
新生児を外に連れ出す必要がなく、移動の負担が一切ありません。赤ちゃんはいつも過ごしている慣れた環境で撮影できるため、安心して眠ったり、自然な表情を見せてくれたりします。ママの体調が万全でない産後すぐの時期にも、非常に優しい選択肢です。 - データ込みの明朗な料金プラン
撮影料金に写真データが75枚以上含まれているなど、データ込みのプランが主流です。撮影後に高額な追加料金が発生する心配が少なく、価格の透明性が高いのが特徴です。たくさんのデータを手元に残したい方にとっては、コストパフォーマンスが非常に高いと言えます。 - 自然光を活かしたナチュラルな写真
自宅の窓から差し込む自然光を活かして撮影するため、柔らかく温かみのある、ナチュラルな雰囲気の写真に仕上がります。作り込まれたスタジオ写真とは一味違う、日常の延長線上にあるような自然体の姿を残せるのが魅力です。 - 時間に融通が利きやすい
赤ちゃんの授乳やおむつ替えのタイミングに合わせて、撮影を中断したりペースを調整したりと、柔軟に対応してもらえます。時間に追われることなく、家族のペースで撮影を進められるため、心に余裕が生まれます。
デメリット
- フォトグラファーによる技術やセンスの差
登録しているフォトグラファーは個人で活動していることが多いため、技術力や写真のテイストにばらつきがあります。依頼する前にポートフォリオ(過去の作品)をしっかりと確認し、自分の好みに合ったフォトグラファーを見つけることが重要です。 - 小物や衣装は自分で用意する場合も
おくるみやヘアバンドなどの撮影小物は、フォトグラファーが用意してくれる場合もありますが、基本的には自分で準備する必要があります。スタジオのように豊富な選択肢の中から選ぶことはできません。 - 自宅の撮影スペースと採光
撮影にはある程度のスペースが必要です。また、自然光を活かす撮影スタイルのため、日当たりが良い部屋があるかどうかも写真の仕上がりに関わってきます。事前に自宅の環境をフォトグラファーに伝えておくとスムーズです。
料金相場
出張撮影の料金相場は2万円〜4万円前後で、撮影データが数十枚から100枚以上含まれていることがほとんどです。撮影時間や納品枚数によって料金は異なりますが、データ単価で考えるとスタジオ撮影よりも安価になる傾向があります。データ重視でコストを抑えたい方には最適な選択肢です。
【徹底比較】スタジオ vs 出張、あなたに合うのはどっち?
ここまで見てきた特徴を踏まえ、項目ごとにスタジオ撮影と出張撮影を比較してみましょう。どちらが自分の希望に合っているかをチェックしてみてください。
| 比較項目 | スタジオ撮影 | 出張撮影 |
|---|---|---|
| 安心感・信頼性 | ◎(大手ブランド) | ○(フォトグラファー次第) |
| 赤ちゃんへの負担 | △(外出が必要) | ◎(移動不要) |
| データ枚数・コスパ | △(割高傾向) | ◎(データ込みプラン主流) |
| 衣装・セットの豊富さ | ◎ | △(基本は自前) |
| 写真の自然な雰囲気 | ○(作り込まれた美しさ) | ◎(日常の延長) |
| 価格の透明性 | △(追加料金が発生しやすい) | ◎(一律料金制が多い) |
こんな人にはスタジオ撮影がおすすめ
- ブランドの安心感を重視する方
- 豪華なセットや背景で、非日常的な写真を撮りたい方
- たくさんの衣装の中から好きなものを選んで着せたい方
- 撮影後に立派なアルバムや台紙を作成したい方
伝統と安心感を求めるなら、スタジオアリスやスタジオマリオが適しています。
こんな人には出張撮影がおすすめ
- 生まれたばかりの赤ちゃんを外出させたくない方
- 自宅でリラックスしながら自然体の写真を撮りたい方
- 写真データをたくさん手元に残したい、コストを重視する方
- 兄弟やペットと一緒に、家族全員でのびのびと撮影したい方
赤ちゃんとママへの負担を最小限に抑え、ナチュラルな雰囲気を好むなら、fotowaやラブグラフが最適です。
ニューボーンフォトは「出張撮影」が選ばれる理由
さまざまな選択肢がある中で、特に「ニューボーンフォト」というジャンルにおいては、出張撮影を選ぶ家族が年々増加しています。その背景には、新生児期ならではの特別な事情があります。
- 生後間もないデリケートな時期
免疫力がまだ低く、体温調節も未熟な新生児にとって、外出は大きなリスクを伴います。自宅であれば、感染症の心配も少なく、赤ちゃんにとって最も安全な環境で撮影に臨めます。 - ママと赤ちゃんの安心感
慣れない場所では赤ちゃんが泣き止まなかったり、ママ自身も産後の体調が優れず落ち着かなかったりすることがあります。住み慣れた自宅なら、親子ともにリラックスでき、自然な表情を引き出しやすくなります。 - 寝かしつけや授乳のしやすさ
ニューボーンフォト特有の「おくるみで眠るポーズ」などを撮影する場合、赤ちゃんがぐっすり眠っていることが重要です。自宅なら、普段通りの寝かしつけができ、授乳やおむつ替えも気兼ねなく行えます。
これらの理由から、赤ちゃんへの負担を第一に考えた結果、ニューボーンフォトに関しては出張撮影が非常に適していると言えるでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 結局、どちらの方が安く済みますか?
A1. 求めるものによりますが、写真データをたくさん欲しい場合は、出張撮影の方が安くなる傾向があります。出張撮影はデータ込みのパッケージ料金が主流だからです。一方、アルバムや台紙といった「商品」をメインに考えている場合は、スタジオ撮影のセットプランの方が結果的に満足度が高いこともあります。
Q2. 写真のクオリティに差はありますか?
A2. スタジオ撮影は、照明やセットがシステム化されているため、安定したクオリティの写真が期待できます。一方、出張撮影はフォトグラファーの技術やセンスに仕上がりが大きく左右されます。ただし、経験豊富で評価の高いフォトグラファーに依頼すれば、スタジオ写真とは異なる、芸術的で感動的な写真を残すことも可能です。
Q3. ニューボーンフォト専門のプランはありますか?
A3. スタジオ、出張ともにニューボーンフォト向けのプランを用意しているところは多いです。しかし、新生児の扱いに慣れた専門のフォトグラファーとなると、出張撮影サービスのほうが探しやすい傾向にあります。特にニューボーンフォト専門で活動しているフォトグラファーは、安全面への配慮や赤ちゃんを眠らせる技術に長けています。
まとめ:家族に合った最高の選択を
ニューボーンフォトの撮影方法について、スタジオ撮影と出張撮影を比較解説しました。
- 豪華さやブランドの安心感を重視するなら「スタジオ撮影」
- 赤ちゃんへの負担を減らし、自然体でデータ重視なら「出張撮影」
最終的にどちらを選ぶかは、それぞれの家族が何を最も大切にしたいかによって決まります。「赤ちゃんへの負担」「写真の雰囲気」「予算」「欲しいデータ枚数」など、ご夫婦で優先順位を話し合ってみましょう。
ニューボーンフォトは、ほんの短い期間しか撮ることのできない、かけがえのない宝物です。この記事を参考に、ご家族にとって最高の思い出を残せる方法を選んでください。
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