一生に一度のニューボーンフォト、あなたは何を着せますか?
「ニューボーンフォト」と検索すると、画面いっぱいに広がるのは、まるでおとぎ話のような世界。ふわふわのレースに包まれたり、可愛らしい動物の耳がついた帽子をかぶったり、鮮やかな色彩のおくるみで芸術的に巻かれた赤ちゃんたち。
一生に一度しかない新生児期。生後わずか数週間という、儚くも尊いこの瞬間を残すために、「せっかくだから豪華なドレスを着せるべき?」「やっぱりスタジオにある可愛い衣装をレンタルするのが王道なの?」と悩むママは少なくありません。
しかし、その一方で、心のどこかでこんな小さな「違和感」を感じている方もいるのではないでしょうか。
「私が本当に残したいのは、着飾って誰だかわからなくなった姿ではなく、ありのままの我が子の姿なのかもしれない」
これは、そんな迷いを抱えていた先輩ママたちが、あえてレンタル衣装を選ばず、当店の「上質な日常着」を選び、撮影し、そして今もその服を愛用している「一着の服と写真の物語」です。
なぜ彼女たちは、用意された豪華なレンタル衣装を選ばなかったのか? その決断の先にあったのは、単なる写真撮影を超えた「予想以上の感動」でした。今回は、3組のご家族のリアルな体験談を通して、私服で撮るニューボーンフォトの真の魅力をお伝えします。
【Case.1】「流行りの写真は、10年後に恥ずかしくなる気がして」
S様(撮影時:生後14日 / 現在:生後4ヶ月)
作り込まれた世界観への違和感と、未来への想像
S様が最初に抱いたのは、SNSでよく見かけるニューボーンフォトに対する違和感でした。
「Instagramで『#ニューボーンフォト』を検索すると、確かに可愛い写真はたくさん出てくるんです。体を小さく丸めてぐるぐる巻きにされたり、合成写真のようなファンタジーな背景に合成されていたり。芸術作品としては素晴らしいと思います。でも、ふと冷静になった時に思ったんです。『これ、本当に私の息子の写真なのかな?』って」
S様の懸念は、その写真が持つ「流行り廃り」にも及びました。ファッションやメイクに流行があるように、写真のスタイルにも流行があります。今、最高に可愛いと思っているそのポーズや加工も、10年後、20年後に息子さんが成長した時に一緒に見返したらどう感じるだろうか。
「もしかしたら、『うわ、この時代はこういうのが流行ってたんだね』って、ちょっと気恥ずかしくなるかもしれない。私は、時代が変わっても色褪せない、普遍的な写真を残したかったんです」
決断:選んだのは「生成りの2wayオール」
そんなS様が当店で出会ったのが、オーガニックコットンを使用したシンプルな生成りの2wayオールでした。
「お店に入ってこの服を見た瞬間、『これだ!』と思いました。派手な装飾は一切ないけれど、素材の良さが一目でわかる。これなら、私の好きなナチュラルなインテリアの自宅に飾っても違和感なく馴染むし、何より息子の透き通るような肌の白さが一番引き立つと感じました」
スタジオの派手なセットに負けないための衣装ではなく、赤ちゃんの存在感を際立たせるための服。S様が選んだのは、まさに「引き算」の選択でした。
撮影の感想:主役は「服」じゃなく「息子」だった
撮影当日、出来上がったデータを見て、S様は言葉を失うほど感動したといいます。
「写真を見た瞬間、涙が出そうになりました。そこに写っていたのは、衣装に着せられている赤ちゃんではなく、生まれたばかりの『息子そのもの』だったからです」
シンプルな生成りの服は、赤ちゃんの存在を邪魔しません。だからこそ、視線は自然と、まだシワシワの小さすぎる手足や、光に透けるようなほっぺの産毛、小さな爪といった、新生児特有のパーツに向けられます。
「ああ、この服を選んで本当によかった。私が残したかったのは、豪華なドレス姿じゃなくて、この小さな命の質感だったんだと確信しました」
【服屋のプロ解説:ここが正解!】
S様がおっしゃる通り、主役を食わない「引き算の美学」こそが、私服撮影の最大の醍醐味です。特に今回S様が選ばれたオーガニックコットンの2wayオールは、化学繊維のように光を強く反射せず、光を優しく吸い込むようなマットな質感を持っています。これが天然のレフ板のような役割を果たし、赤ちゃんの肌をふんわりと柔らかく、トーンアップして見せる効果が抜群なのです。派手な色味がない分、赤ちゃんの表情や肌の質感に視線が集中する、計算され尽くした「シンプル」なのです。
【Case.2】「撮影代が浮いた分、この服で何度もお出かけできました」
M様(撮影時:生後10日 / 現在:生後3ヶ月)
悩み:たった数時間で数万円は高い…という現実的な壁
M様が直面していたのは、多くのママたちが抱えるであろう「予算」という現実的な悩みでした。
「正直なところ、予算が一番のネックでした。ニューボーンフォトを撮りたい気持ちはありましたが、色々なスタジオのプランを見ると、衣装代込みで数万円から十数万円。これからお金がかかる時期に、たった数時間の撮影、しかも一瞬しか着ない衣装のためにそこまでは出せない…と、半ば諦めかけていました」
豪華なスタジオ撮影は魅力的ですが、そのコストパフォーマンスを考えると、どうしても二の足を踏んでしまう。これは非常に賢明で、当然の感覚です。
決断:選んだのは「ニットのセットアップ」
そんな時、M様は当店の「服屋さんが撮るフォトプラン」を知りました。スタジオ代や高額な衣装レンタル代がかからない分、浮いた予算を「服の購入」に充てるという選択肢です。
「これならいける!と思いました。浮いた予算で、普段使いにはちょっと勇気がいるような、質の良いニットのセットアップを購入することにしたんです。これなら撮影だけじゃなくて、来月のお宮参りのインナーとしても使えるし、普段のお出かけにも着せられる。完全に『元が取れる!』という計算もありました(笑)」
M様が選んだのは、上質なウール混のニットセットアップ。シンプルながらも上品なデザインで、セレモニーから日常使いまで幅広く対応できる一着です。
アフターストーリー:写真を見るたび、成長に涙する
撮影から3ヶ月が経ち、M様から素敵なエピソードが届きました。
「撮影の時はあんなにブカブカで、袖を二回も折り返していたニットが、今ではもうパツパツなんです(笑)。実は昨日、久しぶりにこの服を着せて、夫と近所のカフェに行ったんです。スマホに入っている撮影当時の写真を見返しながら、『大きくなったねぇ』『この時はこんなに小さかったんだね』って、しみじみ話しました」
もしレンタル衣装を選んでいたら、手元に残るのはデータとしての「写真」だけでした。しかし、M様の手元には「思い出の詰まった服」があります。
「この服を見るたびに、撮影した日のこと、生まれてすぐの小ささを鮮明に思い出します。レンタル衣装だったら、写真を見て懐かしむだけだったと思いますが、私たちには『実物』がある。触れられる思い出が手元にあることが、何よりのプライスレスです」
【服屋のプロ解説:ここが正解!】
これこそ、私たちが私服撮影を通じて伝えたい「価値」の真髄です。レンタル衣装は、どんなに素敵でも返却してしまえば終わりです。しかし、購入した服は赤ちゃんのそばに残り続け、「成長の定規」となります。「袖が短くなったな」「お腹周りがきつくなったな」と感じる瞬間の愛おしさは、どんな豪華な衣装にも勝る体験です。写真と服、その両方が手元にあることで、思い出の解像度は何倍にも高まるのです。
【Case.3】「肌が弱い子。タグ一つにもこだわりたかった」
K様(撮影時:生後21日 / 現在:生後2ヶ月)
悩み:試着で背中が真っ赤に…上の子のトラウマ
K様には、上のお子様の時の苦い経験がありました。
「上の子の時に張り切ってスタジオ撮影をしたんですが、そこで借りた化学繊維のレース衣装が肌に合わなかったみたいで…。撮影中、背中が真っ赤になってしまって、痒いのか不快なのか、ずっと泣きっぱなしで不機嫌でした。結局、笑顔の写真は一枚も撮れず、親としても申し訳ない気持ちでいっぱいで、それがトラウマになっていたんです」
今回生まれた下のお子様も、肌が少し敏感そうな様子。K様は「絶対に素材選びで失敗したくない。あんな思いは二度とさせたくない」と強く心に決めていました。
決断:選んだのは「シームレス(縫い目なし)肌着」
お店にご来店されたK様が何よりも重視したのは、デザインではなく「肌触り」と「構造」でした。スタッフと相談を重ね、選ばれたのは、縫い目がすべて外側に出ている特別な仕様のシームレス肌着。
「触った瞬間、感動しました。『これなら私のパジャマにしたいくらい!』と思えるほどの滑らかさと柔らかさだったんです。タグも肌に当たらないようになっているし、これなら絶対に大丈夫だと安心できました」
見た目の華やかさよりも、赤ちゃん自身が快適であることを最優先にする。それは、母親ならではの深い愛情による選択でした。
撮影の感想:一度も泣かずに「天使の寝顔」
そして迎えた撮影当日。K様の心配をよそに、驚くべき光景が広がりました。
「着替えさせても嫌がるどころか、肌触りが気持ちいいのか、すぐにウトウトし始めたんです。撮影中も一度も泣かず、気持ちよさそうにスヤスヤ眠っていて。カメラマンさんも『こんなに深くリラックスして眠ってくれるのは、着ているものが不快じゃない証拠ですよ』と言ってくれました」
無理やりあやしたり、ポーズを取らせたりする必要は全くありませんでした。ただそこに、安心して眠る赤ちゃんの姿があるだけ。
「おかげで、無理やり笑わせる必要もなく、本当にリラックスした最高の『天使の寝顔』が撮れました。上の子の時の苦労が嘘のようです」
【服屋のプロ解説:ここが正解!】
赤ちゃんは嘘をつけません。どれだけ高い衣装でも、チクチクしたり、締め付けがきつかったりする不快な服を着ると、どうしても表情が曇り、ストレスを感じてしまいます。私たちが「撮影における一番の機材は『着心地の良い服』だ」と断言するのはこのためです。赤ちゃんにとっての物理的なストレスを徹底的に取り除くことこそが、良い表情を引き出し、撮影を成功させるへの最短ルートであり、鉄則なのです。
【まとめ】あなたが残したいのは「衣装」ですか?それとも「我が子」ですか?
3組の先輩ママたちが、スタジオのレンタル衣装ではなく「私服」を選んだ理由。それは、単なる「節約」や「デザインの好み」といった表面的な理由だけではありませんでした。
彼女たちが手に入れたもの、それは
- 10年後、20年後も見返したくなる、流行に左右されない「普遍的な美しさ」
- 日々の成長を物理的に感じられ、思い出と共に手元に残る「成長の定規としての服」
- 赤ちゃん自身がストレスなく、安心して過ごせることで生まれる「圧倒的な安心感と自然な表情」
もし、今あなたが「スタジオのキラキラした衣装はなんだか違うな」「もっと自然な姿を残したいな」と感じているなら、それは「日常の延長にある幸せ」を残したいという、あなた自身の心のサインかもしれません。
「特別な日だから特別な格好をする」のではなく、「日常の幸せを特別に残す」。
そのために必要なのは、豪華なドレスではなく、丁寧に作られた一着の日常着かもしれません。
ぜひ一度、お店で私たちの服に触れてみてください。生地の柔らかさ、縫製の丁寧さを指先で感じた時、「この服で撮りたい」と思える運命の一着が、きっと見つかるはずです。
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