神秘的で愛おしい新生児の姿を永遠に残すニューボーンフォト。セルフ撮影に挑戦するパパやママが増えていますが、計画通りに進まないのが赤ちゃんの撮影です。「ぐっすり眠ってくれるはずが、全然寝ない…」「突然ギャン泣きが始まってしまった…」と、焦ってしまうことも少なくありません。
でも、安心してください。赤ちゃんが寝なかったり、泣いてしまったりするのは、ごく自然なことです。実は、無理に寝かせようとしなくても、起きているからこそ撮れる最高に可愛い瞬間がたくさんあります。
この記事では、セルフでのニューボーンフォト撮影中に赤ちゃんが寝ない、または泣き止まない時の具体的な対処法を専門的に解説します。寝かしつけのコツから、起きていても可愛いポーズまで、焦らずに撮影を楽しむための実践的な知識を紹介します。完璧な一枚を目指すのではなく、「その子らしさ」を大切にした、最高の思い出を残しましょう。
なぜ赤ちゃんは寝ない?泣き止まない?
ニューボーンフォトの理想的な撮影時期は、生後2〜3週間以内と言われています。この時期はまだ眠りが深く、ママのお腹の中にいた時のような丸まったポーズが撮りやすいためです。しかし、理想通りにいかないのが現実。実際には、撮影を始めるとパッチリ目を開けたり、突然泣き出してしまったりするケースがほとんどです。
これは決して異常なことではありません。生まれたばかりの赤ちゃんは、温度、光、音、そしてパパやママの感情など、あらゆる環境の変化に非常に敏感です。普段と違う状況に、不安や不快を感じて寝つけなくなるのは当然のこと。まずは「赤ちゃんは寝ないものだ」というくらいの心構えで、リラックスして臨むことが大切です。
まずは撮影環境をチェック!確認すべき5つの基本ポイント
赤ちゃんが落ち着かない時、まず見直したいのが基本的な撮影環境です。ちょっとした調整で、赤ちゃんの機嫌が大きく改善することがあります。
① ミルクのタイミングは合っているか?
撮影がうまくいくかどうかは、授乳のタイミングが8割を決めると言っても過言ではありません。撮影は**「授乳を終えてから20分以内」**の、お腹がいっぱいで眠気がやってくるゴールデンタイムを狙うのが鉄則です。空腹の状態では赤ちゃんはリラックスできず、確実に寝てくれません。撮影スケジュールは、授乳時間を軸に組み立てましょう。
② 室温は赤ちゃんにとって快適か?
大人が快適だと感じる温度でも、赤ちゃんにとっては暑すぎたり寒すぎたりすることがあります。理想的な室温の目安は26℃〜28℃前後です。特に、おくるみで巻いて撮影する場合、赤ちゃんは体温が上がりやすくなります。撮影中は少し暖かく感じるくらいの室温を保ち、汗をかいていないかこまめに確認してあげましょう。
③ おしゃぶりは使っても良い?
おしゃぶりに対して様々な考え方がありますが、撮影をスムーズに進めるための「一時的な使用」は非常に有効なテクニックです。プロのフォトグラファーも、赤ちゃんを落ち着かせるために使うことがよくあります。ぐずり始めた時に一時的におしゃぶりを使い、深く眠りに入った瞬間やシャッターを切る直前にそっと外す、という使い方を試してみてください。
④ 光が強すぎていないか?
新生児はまだ光の刺激に慣れていません。カメラのフラッシュや強い直射日光は、赤ちゃんを目覚めさせてしまう大きな原因になります。撮影は、レースのカーテン越しに柔らかい自然光が差し込む窓辺で行うのがベストです。優しい光は赤ちゃんをリラックスさせるだけでなく、写真の雰囲気も柔らかく、美しく仕上げてくれます。
⑤ パパ・ママの緊張が伝わっていないか?
赤ちゃんは、抱っこしているパパやママの心境を敏感に感じ取ります。「うまく撮らなきゃ」「早く寝てほしい」という焦りや緊張は、心拍数や筋肉のこわばりを通して赤ちゃんに伝わり、かえって不安にさせてしまいます。まずは大人が深呼吸をしてリラックスし、「どんな表情でも可愛いよ」という気持ちで優しく接することが、何よりの寝かしつけになります。
【状況別】寝ない・泣き止まない時の具体的な対処法
基本の環境を整えても、赤ちゃんの気分は変わりやすいもの。ここでは、よくある3つのケース別に具体的な対処法を紹介します。
ケース①:目はぱっちり開いている(起きている)
無理に寝かせようと頑張る必要は全くありません。実は、ぱっちりと目を開けて、きょとんとした表情を見せてくれる写真は、寝顔とはまた違った格別な可愛さがあり、とても人気があります。
対処法
- シンプルな白背景で撮る:背景をシンプルにすることで、赤ちゃんの澄んだ瞳や表情が際立ちます。
- カメラに目線を誘導する:おもちゃや声かけで優しく気を引き、カメラ目線の瞬間を狙ってみましょう。
- 手を顔の横に添えるポーズ:自分の手を頬の近くに持ってくるポーズは、起きている赤ちゃんでも自然にでき、愛らしい一枚になります。
ケース②:突然のギャン泣きで手がつけられない
撮影中にギャン泣きが始まったら、一度カメラを置いて撮影を中断しましょう。無理に撮影を続けると、赤ちゃんはさらに興奮してしまいます。
対処法
- 抱っこでリセットする:まずは優しく抱き上げ、安心させてあげることが最優先です。縦抱きで背中をトントンしたり、ゆらゆら揺らしたりして落ち着かせましょう。
- ホワイトノイズを活用する:「ザー」というテレビの砂嵐のような音や、換気扇の音(ホワイトノイズ)は、ママのお腹の中にいた時の音に似ているため、赤ちゃんを安心させる効果があると言われています。スマートフォンのアプリなどでも再生できるので試してみましょう。
- 再授乳を検討する:お腹がいっぱいでも、吸う行為自体が赤ちゃんを安心させます。少しだけミルクや母乳をあげてみるのも一つの手です。
ケース③:寝てはいないけど、泣かずに落ち着いている
この状態は、実は絶好のシャッターチャンスです。眠っていなくても、穏やかな表情の写真はたくさん撮れます。
対処法
- 横向きのポーズ:赤ちゃんが自然にしている横向きの姿勢のまま、優しく撮影します。
- パーツのアップ写真:小さな手や足、ぷっくりした唇など、体のパーツに寄った写真を撮るのもおすすめです。
- あくびの瞬間を狙う:眠いけど寝られない時に見せる、大きくて可愛いあくびの瞬間は、最高のシャッターチャンスです。
起きていても大丈夫!おすすめ可愛いポーズ集
- うつ伏せ風ポーズ(必ずサポート付きで)
顎の下に柔らかいクッションや丸めたタオルを置き、うつ伏せのように見せるポーズです。※窒息の危険があるため、絶対に赤ちゃんから目を離さず、大人が必ず近くで支えながら短時間で行ってください。 - 手足をぎゅっと包むポーズ
おくるみで体をゆるめに包み、手や足だけが見えるようにするポーズ。目が開いていても、ミノムシのような姿がとてもキュートです。 - パパとママの手と一緒に
赤ちゃんの小さな手にパパやママがそっと指を添えたり、両手で優しく包み込んだりするだけで、温かい愛情が伝わる感動的な写真になります。 - 自然な横向きポーズ
ベッドの上で自然に横を向いている姿を撮影するだけ。作り込まない自然な様子が、新生児らしい儚さを引き立てます。
まとめ:寝ない日も、泣いている顔も、すべてが宝物
セルフでのニューボーンフォト撮影は、計画通りに進まないことばかりかもしれません。しかし、赤ちゃんが寝なかったり、泣いてしまったりするのも、その子の個性であり、その瞬間にしかない「らしさ」です。
大切なのは、完璧な写真を撮ることではなく、「今、この瞬間」を愛情を持って記録することです。
- 焦らず、まずは大人がリラックスする
- 授乳のタイミングを最優先に考える
- 赤ちゃんの安全を第一に
- 寝顔だけでなく、起きている表情も楽しむ
数年後に写真を見返した時、「この日はなかなか寝てくれなくて大変だったね」と笑い合える、そんな撮影時間そのものが、家族にとってかけがえのない思い出になります。完璧よりも、愛情を込めてシャッターを切ることを楽しんでください。
商品・オンラインストアご購入


